本当は昨日ウクレレの弦交換の話は終わるつもりでしたが、弦交換に行くまでの話で終わってしまいましたので今日は実際の弦の交換の話をしていきたいと思います。
といっても工程だけ話すと
①弦をはずす
②弦をつける
③調弦をする
で終わってしまいます。
これだけだととても簡単に思えますが実際は調弦=チューニングが安定しないのでそれなりに時間がかかります。間違っても演奏会の前日に替えるのは避けましょう。
アコースティックギターやエレキギターの弦の場合弦の端に「ボールエンド」という輪っかが付いています。ナイロン弦の場合このボールエンドがないためクラシックギターの場合はブリッジに結ぶような格好になります。ウクレレの場合はこのクラシックギターのようにブリッジに結ぶ方法と弦を結ぶことでボールエンドのように使用する2パターンがあります。これはウクレレによって違いますので、ウクレレの弦を外すときに弦がどこにどのように付いているかを見ながら外すとつけるときのイメージが付きやすいと思います。
ウクレレの弦を外す時は全部のペグを回してゆるくします。反対側のブリッジから弦が抜けるくらい緩めれば大丈夫です。ギターの場合、ワインダーというペグを回すものがあると言いですが、ウクレレだとそれほど必要ないと思います。
弦を外したら、新しい弦をつける作業。
最初にどれが1弦なのか、2弦なのかを判別します。これらは弦にシール等でわかるようにしてあります。弦を間違って張ると面倒なことになりますので注意しましょう。また下が1弦だったか、4弦だったかという初歩的なところがわからなくなってしまう場合もあるかもしれません。持ったときに下側に来るのが1弦です。
先程書いたようにこの先はブリッジに結んでいく方法とボールエンドのように結んで引っ掛ける方法があります。
【ブリッジに結ぶ場合】
ブリッジに結び場合は写真のように通してブリッジの上で2周くらい回して結びます。
【ボールエンドのように結ぶ場合】
ウクレレの弦を見てみると両端ともに同じです。どちらでもいいので片方の端を結びます。普通に止め結びで大丈夫です。結んだ部分を写真のようにブリッジに引っかけます。ウクレレの中には止め結びだと抜けることもあります。その場合はもう1回結んで結びを大きくすれば大丈夫です。
引っ掛けてペグを通して、巻いていきますが、弦は若干遊びが有るくらいから巻き始めるくらいが良いです。弦の端から巻き始めるとペグを相当な回数回さなければいけないばかりか、見栄えも良くないです。逆に「ピンッ」と張って巻きはじめてしまうと今度は滑って抜けてしまったりする可能性もあります。大体ペグに2~3周は巻くようにしてください。
弦の交換としてはこれだけです。拍子抜けするほど簡単です。でもチューニングは数日安定しないので2~3分弾いてはチューニングと繰り返してください。
ウクレレはギターに比べてチューニングしにくいので、僕の場合はもう一本チューニングしたウクレレを横に置いておいて実音で何度もあわせることにしています。
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